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更新日：2022年1月3日
旧那覇市民会館の限定開放について
Qご相談内容
旧那覇市民会館が解体されることが決まっているそうですが、事前案内のうえ、期間限定で館内を開放していただくことはできないでしょうか。
現在東京在住ですが、杉並区の立正佼成会普門館が解体の際、同様のイベントを行ってくれました。普門館は長年吹奏楽コンクール全国大会の会場だったということもあり、全国から名残惜しむ人達やコンクール出場者が多数訪れ、ステージで思い思いに楽器を演奏させてくれ大変好評でした。来場者には建物外壁のタイルを記念にプレゼントまでしてくれました。安全性の問題から入場ルートを決め、ステージのみ開放し、客席への入場は禁止していました。
市民会館は吹奏楽沖縄予選だけでなく、演奏会やイベントなど、那覇のメインホールとしてたくさんの人が関わり、色んな思い出が詰まった場所だと思います。自身にとっても予選や中学高校の定期演奏会など、たくさんの思い出があります。安全に配慮して期間限定、時間限定、開放エリア限定で同じようなイベントをしていただけたら市民にとってもこのうえない喜び、そして建物への感謝と歴史を振り返る貴重な機会になると思います。財政の問題があるなら寄付という名目で有料にしてもいいのではないでしょうか。それでも最後の思い出に触れたい人は多いと思います。ぜひご検討をお願いいたします。
A回答
日頃より本市の文化行政にご理解とご協力を賜りありがとうございます。
那覇市民会館は、コンクリートの剥離落下などの施設や設備の老朽化、耐震診断の結果、必要な耐震性能を有していないことなどから平成28年10月より休館いたしております。那覇市民会館が、長年市民の皆様の活動や鑑賞の場となり様々な体験や思い出の場所となっていることは、長く文化芸術の拠点としての役目を果たせたことの現れであると認識しております。
ご提案の館内の開放については、那覇市民会館がコンクリートの剥離落下などや必要な耐震性能を有していないことから、施設内での市民の皆様の安全性を確保できない状況であり、開催することはできません。今回ご提案の「これまでの市民の皆様の思い出に触れたい」、「建物への感謝」、「歴史を振り返る」といったことは、意義深いものと思います。那覇市では、現在、市民会館の記憶と記録を後世に残すため、建物の3Dデジタル記録保存に取組んでいるところでありますので、施設の開放ではなく、別の方法でご提案できるよう検討してまいります。
今後とも本市の文化行政にご理解とご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
那覇市 市民文化部 文化振興課
電話番号:098-917-5082