ホーム > 吊り橋の下の外壁アートについて
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更新日:2024年7月22日
以前、新都心公園吊り橋の下の外壁に「治安が悪くなるような絵があり、雰囲気が暗く浮浪者のたまり場になっている」との質問をさせていただきました。
市からの回答では”アートです”とだけの回答がありましたが、すでに、テントのような物まで置かれ、完全に浮浪者が住み着いてしまいました。
現状、色褪せ、汚れが目立ち、誰が見ても落書きと同じで、アートだと思えない状態です。アートなのであればしっかり補修し、綺麗を維持しなければならないと思います。
維持できないのであれば経年劣化するアートにせず、真っ白な綺麗な環境を維持すべきです。(古島IC高架下の仮ヤード等も金網越しにゴミ置きにしか見えず不快です)
観光立県として、印象がとても悪く感じます。
ぜひ綺麗にしてください。
日頃より本市の文化行政にご理解とご協力を賜り誠にありがとうございます。
ご意見のありました壁画のアートは、世界各地で壁面へのスプレーアートを展開しているハワイ発の世界的なストリートアートプロジェクトPOW!WOW!により、令和元年度に描かれたものです。POW!WOW!は、各地の様々なアーティストとコラボしながら、次世代を担う若手アーティストや芸術活動に興味を持っている子供たちに対して、アートを通したコミュニケーションを提供しつつ、アーティスト支援活動と完成したアートを通して街を形成する活動を行い、アートシーンと地域経済の活性化を目指して活動している団体です。日本では、東京都の天王洲アイル、兵庫県の六甲アイランド・神戸市中央区などにて開催しています。
一方、「那覇市文化芸術基本計画」では、文化芸術を通して、自立した市民による多様な活動と交流が市民同士、市民と来訪者、市民と県内外の人々との共生を生み、ひいては新たな形での協働によるまちづくりの推進につながることが期待されるとしています。そして、多様な分野の文化芸術を支える担い手が活躍できる環境整備を行い、新たな文化芸術を創造するまちを目指すこととしています。
これらPOW!WOW!の活動目的の趣旨と本市の文化芸術に係る基本計画とを照らし合わせ、壁画の制作に至った経緯があります。
今後の管理につきまして、アーティストの作品をみだりに触ることや他の者の手による修正は、作品の意図やアーティストの想いから外れてしまう可能性が大いにあり、文化芸術の世界ではなかなか難しいことです。また、その作品への印象や感想をどのように抱くかは人それぞれであり、当該アートを「素晴らしい!このようなアートがあれば周りの環境がよくなる」との感想をいただくこともあります。壁面アートは屋外であるため、経年変化はどうしても避けることが難しく、むしろその変化をも楽しむことができるものだと考えております。様々な感想やご意見をいただきながら、今後の管理について検討してまいりたいと思います。
那覇市 市民文化部 文化振興課
電話番号:098-917-5082