ホーム > 市内保育園での乳幼児突然死症候群(SIDS)対策の対応についてのご確認依頼
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更新日:2024年2月17日
那覇市の産後ケア制度を利用して子を預けましたが、その施設では子をうつ伏せで寝かしつけしてました。
預かり施設には、普段からうつ伏せで遊びはしても、うつ伏せでの寝かしつけ、睡眠はした事がなくいつも仰向けなので仰向けで寝かしてほしいと何度も伝えましたが、もう少し寝ついたら仰向けにしますと言って10分後に様子を見にいっても子が仰向けで寝かされてました。
その際はすぐ帰りましたが、この4月から認可保育園に通園する事が決定しており、毎日通う保育園でも同じ対応となるのか疑問に思いましたので確認させていただきたく、今回相談しました。
那覇市内保育園での現状の対応をご教示いただけますか?
2年前の市内の認可外保育園での死亡事故、今年に入ってからの宮崎県、東京都世田谷区での死亡事故、全てうつ伏せ寝が原因で起こった死亡事故だと私は認識しております。
国の指針で乳幼児突然死症候群(SIDS)予防の観点から1歳未満は医師からの特別な指示がない限り、
眠りに入る前の寝かしつけ、睡眠中においてもうつ伏せ寝は禁止だと認識していますが、私の認識、理解不足なのでしょうか?
那覇市内の保育園では寝かしつけの際はうつ伏せ寝させたり等あるのでしょうか?
以上、よろしくお願いいたします。
ご相談いただき有難うございます。
本市としましては、産後ケア事業を活用して保護者様の育児負担を少しでも軽減していただければと考えておりますが、この度は、ご心配をおかけして申し訳ありませんでした。
今回の電子相談の内容につきましては、厳粛に受け止めているところでございます。深くお詫び申しあげます。
今後、市民の皆様には安心して那覇市の産後ケア事業を利用していただけるよう、状況確認を進めております。また、各施設には改めて乳幼児突然死症候群の予防について、周知徹底してまいります。
地域保健課:098-853-7962
平素より本市の教育保育行政に対し、ご理解とご協力をくださり感謝申し上げます。
保育施設における睡眠時の安全対策について、国通知等において、乳幼児突然死症候群の防止対策として、医学的な理由で医師からうつぶせ寝をすすめられている場合以外は、乳児の顔が見える仰向けに寝かせることや、睡眠中の乳幼児の顔色や呼吸の状態等をきめ細かく観察することが重要である旨、示されております。
本市就学前教育保育施設には、認可保育所や認定こども園等の他、認可外保育施設があり、認可外保育施設については、原則年に1回以上立入調査を行うこととなっており、調査の際、これらの乳幼児突然死症候群の防止対策の取組状況等を確認しております。
令和5年度においては、認可外保育施設への立入調査の結果、乳幼児突然死症候群の防止対策に関して改善を要する施設があったため、当該施設に対しては、文書による改善指導や改善勧告を行い、施設からの改善報告書の確認や適宜改めて立入調査を行い、改善状況を確認することとしております。
また、市内の全就学前教育保育施設に対し、乳幼児突然死症候群の防止対策に係る研修を定期的に実施し、安全安心な保育提供体制の確保を図っております。
今回産後ケア受入施設で乳児のうつぶせ寝に係る相談があったことから、同じ乳児の受入れを行う市内就学前教育保育施設においても乳幼児突然死症候群の防止の徹底が図られるよう、引き続き対応を図ってまいります。
今後とも本市の教育保育行政にご理解ご協力くださるようお願いいたします。
こども教育保育課:098-861-2113
日頃より、本市政にご理解・ご協力頂き感謝申し上げます。
福祉政策課 指導監査グループより乳幼児突然死症候群(SIDS)対策についてお答えします。
那覇市児童福祉施設(認可保育園、認定こども園等)の指導監査実施においては、乳幼児突然死症候群の予防及び睡眠中の事故防止策は重要であることから、次の事項を中心に確認しています。
(1)医学的な理由で医師からうつぶせ寝を勧められている場合以外は、乳児の顔が見える仰向け寝を徹底しているか。
(2)担当者は、乳幼児のそばを離れていないか。
(3)照明は睡眠時の乳幼児の顔色が観察できる明るさが保たれているか。
(4)睡眠時チェック(睡眠中の姿勢、顔色、呼吸の状態、体温など)をきめ細やかに行っているか。
(5)これらをきちんと記録に残しているか。
(6)その他、家庭での子どもの様子、睡眠時の癖、体調等を保護者から聞き取る。
預かり始めの時期は特に注意してチェックするように指導しています。
今年度の保育施設(那覇市認可保育園及び認定こども園等)の睡眠環境の状況としては、睡眠時チェック0歳児5分程度に1回、1~2歳児10分程度に1回の間隔で、概ね実施されていました。見守りセンサーを導入している園も複数あります。
一部の保育施設では数分ごとにチェックする担当者が明確でない。横向きから仰向けに体勢を直した状況が確認できない状況が確認されたのでその改善を図るよう指導しています。
その他、施設長には、職員の意識向上を図るために、睡眠中の安全確保の徹底に係る研修等を受ける機会を確保するよう助言を行っています。
今回はうつ伏せで寝かしつけていた現状があったことを厳粛に受け止め、更に徹底して現状把握を行い、乳幼児突然死症候群の予防・改善に向けて取り組んで参ります。
引き続き本市の福祉行政にご理解ご協力くださるようお願いいたします。
福祉政策課:098-862-9002