更新日：2023年9月21日

外国の方の婚姻届出についてお答えいたします。

双方が外国国籍の方の婚姻届の添付書類について
初めに婚姻届において、当事者双方が外国人である場合、当事者の本国法の定める婚姻の要件を充たしているか確認する必要があります。その立証方法として、本国の権限を有する官憲が当事者本人の身分関係事実と、その本国法上婚姻の成立に必要な要件を具備している旨を証明した書面、いわゆる「要件具備証明書」とその訳文を添付していただき、これにより審査し受理を決定します。
また、婚姻具備証明書・訳文とともに、国籍を証明するもの（パスポートや出生証明書等）も一緒にご持参いただくことになります。
国によっては、要件具備証明書を発行する制度が無い場合などもございますので、それに代わる証明書や身分関係事実を証する資料などを添付していただくことになりますが、本国法の規程内容が判明せず、添付書類で婚姻の要件を具備しているか審査できない場合には、管轄法務局に受理照会し指示を得ることになっております。

1.婚姻届の届出地について
・婚姻届の提出については、外国人当事者の所在地の市区町村に届出することが可能です。（一時的に滞在しているのであれば当事者2人に来庁して頂いた場合のみ提出は可能です。）
※受付時、外国語を対応する職員はおりませんので、日本語での対応をお願い致します。

受付日時について
・休日の届出についてのお問合せですが、那覇市では、婚姻届を含む戸籍届出については24時間受付可能となっております。平日の市役所の業務時間外（午後6時～翌日午前8時30分）及び土日・祝祭日に届出の場合は、本庁南側（県庁側）入口手前の「時間外窓口」に提出いただくことになります。
休日及び業務時間外に届出いただいた婚姻届等は、休日明け又は翌営業日に順次審査し、提出された日に遡って受理決定といたします。休日に大安が重なった場合は、多数の婚姻届が提出されるため、休日明けの審査に時間を要する場合があることをご了承下さい。その際、婚姻届等に不備があった場合は、那覇市役所の開庁時間（8時30分から17時15分）までに来庁して頂きます。
今回については、香港の方なので、氏名についても、漢字の対応が日本国でも対応できるかの判断まで行います。（対応できなければ、対応する文字へ変更する場合もあります。）よって土日に提出された場合も、提出書類の内容の確認等とあわせて、氏名の漢字のチェック等を行うため、再度市役所の開庁時間に来庁して頂くこともありますので、日中連絡の取れる連絡先（携帯電話等）をご記入願います。
なお平日の窓口及び土日等の時間外窓口については予約での対応はしておりません。

2.那覇市に婚姻届を提出される際にご用意いただくもの
・香港（中国）の場合
出生証明書、独身証明書とそれぞれの訳文（日本語訳文ができれば、どなたでも問題ありません。）、パスポート、香港発行のIDカード、在留カード（日本在住の場合のみ）（※こちらからの添付資料「申述書」に記載して頂きます。）
メールに記載されている「公証人」というのは、婚姻届に必要な「証人」のことではないでしょうか。こちらでは証人としてご説明させて頂きます。婚姻届には、証人欄の記入（証人の方2名の署名等）が必要です。証人の方が「外国籍の方」の場合、証人2人のパスポートの写しを用意してください。また、婚姻届を提出する際に、証人欄への記入漏れがない場合は、証人の方に来庁していただく必要はありません。
・その他
BNO旅券の方や初婚ではない方、その他（何らかの変更等がある方）については、別途添付資料を請求する場合があります。（その場合はお電話ください。）
また、市町村役場へ提出する書類（婚姻届、申述書）については、消えないペンで記入していただくことになっております。

上記の内容から、本来なら事前チェックを行うことで、スムーズな提出になりますので、できる限り、お近くの日本の市町村役場で事前チェックをしていただけますようお願い致します。メール等での事前チェックは、個人情報の観点からお断りしております。ご了承ください。
また、リーガルウエディングを仲介する会社もあるみたいですので、参考にされてみてはいかがでしょうか。ご検討宜しくお願いします。

　那覇市　ハイサイ市民課　戸籍グループ
　Tel：098-943-6932