市営公園有料駐車場の混雑改善について

　漫湖公園（古波蔵側）のテニスコートを週に数回利用していますが、公園利用者以外と思われる車のために駐車場が満車となることが極めて多く、場合によっては1時間近くも待たされてプレーに支障が出ています。
　そもそも3年前から始まった有料化実験はこうした「不適切な駐車状態」を改善するために行っているはずですが、現状は実験以前と比較してむしろ逆効果となっています。
　この原因は駐車場に一日中止めても料金は最大500円にとどまるという安すぎる料金設定にあることは明らかです。これですと仮に1カ月に20日間出勤するとして駐車料として1万円で済むために通勤利用者などが安心して駐車してしまうのでしょう。
　「公園利用者以外は駐車禁止という看板を掲げている」という説明は現状がこのようになっている以上、対策として機能していないとしかいいようがありません。
　改善対策としては長時間駐車の料金を適切な額にアップすることが効果的であるはずです。さらに段階的なスライド式料金設定もありうるでしょう。
　たとえば最初の2時間は無料とし、それを超えて5時間までは1時間当たり100円、5時間を超えた場合は1時間につき300円とし、1日の最大料金は2000円とするのです。これにより、通勤などで9時間駐車した場合は1500円の料金となりますので、「不適切駐車」は大幅に減ると考えられます。
　テニスコートの予約は2時間単位ですし、野球にしろサッカーにしろウオーキングにしろ3時間以上公園に居続ける利用者は多くありません。仮に長時間滞在する場合も駐車を入れ替える余裕はありますので仕事の方々の連続駐車とは事情が異なります。
　以上は一例にすぎませんが、とにかく最大料金500円はあまりにも定額すぎます。
　有料化は市の財政にはなにがしかのプラスになっていると考えられますが、万が一にもそれが優先されるようなことがあっては本末転倒ですので新年度での抜本的な改善を目指して、大至急検討を開始してください。
　なお、私は新都心公園の近所に住んでいますが、新都心公園駐車場も北漫湖公園と同様か、さらにひどい状況であることを毎日のように目撃しています。平日、公園利用者は散見される程度なのに午前9時、10時から駐車待ちの車が一般道に列をなしていることが日常です。
　「不適切駐車」によって迷惑をこうむっている公園利用者は多数おられるはずですので、市内公園のすべての有料駐車場について是非とも善処をお願いします。

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